自分は尊敬されることもあるんだと気づいたお話

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 私は、自己肯定感が低いのか、あまり自分が好きではありません。

昔から

《人が普通にやっていることが、私にとっては勇気がいること》という場面を

私は数多く経験してきました。そのため、私は人より臆病で、恥ずかしい人間だという

思いがあり、そんな私を好きになれませんでした。

 

私と真反対の性格の親友

 私には20年来の親友がいます。その親友は、私と正反対の性格をしており、

臆病な面が全くなく、いつでも自分を信じて突き進められる人でした。

先生から「教室から出て行け!」と言われたら、本当に出て行くし、

クラスメイトがダンスの練習をしていても「今日無理や」と言って帰ってしまったり、

私にように「嫌われてしまったらどうしよう」という気持ちはない上に、

「空気を読む」「みんなと衝突を起こさないようにする」なんて意識は一切ない人間でした。

 そんな親友は、学生時代から「自分は美容師になる」と言っていました。

ただ、美容師になるにはいくつもの試練がありました。

専門学校で様々なスキルを学び、卒業してアシスタントとして美容院で働くのですが、

毎日のように先輩方から「お前、美容師向いてないぞ」「こんなことも出来ないんか。

お前美容師辞めろよ」なんて言われていたようでした。

それを聞いて私は驚くのですが、親友は

「ほんまだるいわ。昨日も今日も血尿でてるねん。絶対ストレスやん」と言いながら

また次の日も働いているんです。そんな親友を私は心からすごいと思っていました。

私だったら、そんな環境耐えられない。辞めてしまいたい。でも親友は

「やるしかないねん。ただそれだけ」と言って、進んでいけるんです。

《私にはそんな根性はないし、勇気もない。臆病な人間である私はやっぱりだめだな》

と、心のどこかで親友と比べて勝手に落ち込んでいたと思います。

そんな親友から言われた言葉

 そんな20代を過ごしていましたが、私も親友も30代に入り、お互い結婚、妊娠出産を経験し

今は専業主婦として年に数回会っています。

 お酒を飲みながら昔のことや将来のこと、色々話します。

その中で、私は

「将来どうなるんやろう。私って根性もないからさ、働くのなんて怖すぎるもん」と言うと、親友から

「なんでなん?めっちゃ働いてたやん。

 上司や先輩と上手くやってさ、周りの人の良いところ見つけてすぐ仲良くなれるやん。

 私の歴代の彼氏、みんなナットゥーのこと好きやったし、居酒屋に飲みに行って誰かに

 声かけられると、ちゃんと丁寧に対応して周りを良い気分にさせて楽しく過ごしてたやん。

 私はそんなナットゥーがすごいと思ってたで。

 お互い尊敬する気持ちがあるから、今でも親友なんや思うで」と言われました。

 この言葉に、私はめちゃくちゃビックリしました。

親友の言葉で気づいた自分の気持ち

 この言葉に多分、一番最初に出た思いは

《こんな私でも、尊敬されることあるんや!》

という気持ちでした。

私は、臆病で、いつもドキドキして、上手くできなくては落ち込んで、

周りの目を常に気にしている人間で、《人を尊敬すること》はあっても

《人から尊敬されることはない》と思っていました。

 しかし、《こんな私でも尊敬されることがある》という事、

そんな簡単な事を、私は親友に言われるまで全く気づかなかったんです。

《人それぞれ長所短所がある》とか《みんな違ってみんないい》なんて

昔から言われていることが、自分には当てはまらない。

そんなことを《無意識に》思っていたということにもビックリしてしまいました。

自分を認めて受け入れる(予定)

  だからといって、自分のことは簡単に好きにはならないし、HSS型HSPの特性を持った

自分を正直まだまだ受け入れられない状態です。でも、

《こんな私でも、世間ではそこそこやれていたのかも》と思えたし

《自分のこと、まだ分かっていなかったな》と思った出来事でもありました。

人と違う感性や特性を持って、周りから怯えながら生きてきた私ですが

ここまで生きたからには、この特性を上手く活用して、《自分を受け入れる》

していきたいなと感じました出来事でした。

 

HSS型HSPの私が読んでいる本



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