最近、HSS型HSPの本を読みました。
読んだ本はこちら
こちらの本は、時田ひさ子さんの書かれた本で、私は時田さんの本で
「私ってHSS型HSPなのかも?!」と認識できました。
認識したとき、私はとても安心しました。
「ああ、この感覚って私だけじゃないんだ」と思えたからです。
小さいことが気になってしまったり、
長い時間、一人反省会をしてどんどん自分を追い込んだり、
でも、そんな所を絶対に見られたくないから、みんなの前では明るく振る舞ったり、と
こんな自分が嫌いで仕方がないのに、上手くコントロールできなくて
「自分は人より出来ないことが多い、ダメな人間なんだ」とずっと思っていたけれど、
実は、そんな特性を持っていただけなんだと知れて、言い方は大げさかもしれませんが
これからの人生、良い方向に向かっていけるんじゃないかと思えました。
現時点でできる自分の対処法
新しい発見をし、この先の人生は明るい!と思えたのですが、まだまだ私もこの特性を
うまくコントロールできず、困ることもたくさんあります。
でも、以前よりはすこし生きやすくなった気がします。
HSS型HSPという概念を知って「安心」し、本を読みながら「対処法」を学び
少しずつですが「実践」していくことで、以前の自分よりは上手く生きている
気がしています。
自分のマイクロストレスを自覚して対処する
マイクロストレスについても、上記の本に書いてありました。
引用
マイクロストレスとはその名の通り「小さいストレス」のことで、道が渋滞しているとか、電車が混んでいるとか、メールの返信がなかなかこない、パソコンの起動が遅い、仕事の遅いチームメイトを助けたり就業間際に急ぎの仕事を頼まれたりした時などに感じるストレスを指します。
「かくれ繊細さんのめんどくさい疲れを手放す本」-時田ひさ子
私のマイクロストレスは
・靴下が濡れる感じ
・床に落ちている食べかすを踏んだ時の感触
・夏の日差し
・生肉、生魚を触った感触
・テレビの音
など、挙げたらキリがないくらい色々あります。
HSS型HSPの特性を知る前までは、それらを感じていながらも、感じていないフリを
していましたが、現在は、それらのストレスから少しでも逃げられるように対処しています。
しかし、これらを対処するにはお金がいることもあります。
「私のワガママでお金を使ってしまった・・・」という思いもありますが、そうではなく、
「これは、必要経費!!」と思うようにしました。
(自分の為にお金を使うのは、まだ罪悪感を感じる時もありますが・・・)
疲れる事を自覚し、認める。そして寝る。
私の場合、疲れる事の一つに「人と会う」「長時間、話をする」があります。
楽しみなはずなのに、終わるととてつもなく疲れ、終わってからも疲れを増長させます。
以前はこれらのことが原因で疲れているとは思っていませんでした。
むしろ《人と会うことが好きで、陽気な私が疲れるはずがない》と思っていました。
でも、よくよく考えると人と会った後は毎回ぐったりしていたことに気がつきました。
《人と会って疲れるなんて相手に失礼だし、そんな感覚持ってるなんて自分はおかしい》と
最初は思ったりもしましたが、それも最近になって改めて自覚するようになりました。
また、人と会って長時間、話をすると、毎回毎回、一人反省会を開催します。
「あの場面であのリアクションは変だったかな」
「私のあの対応、良くなかったかな」
「みんな私のこと(変なやつ)とか思ってないかな」と、
誰も参加していない反省会に積極的に一人で意見を出しては、自分にダメ出しをしています。
これも、なかなかやめられない。
しかし、これもしっかり自覚して
《ああ私、また一人反省会やってるな》
《みんなから変な目で見られていないか気になっているんだね》
《仲間はずれにされちゃうんじゃないかって怖いんだよね》
と、一人反省会している自分に声をかけてあげるようにしました。
そうすると、私の中にいる私が「そうなの。怖いんだ」と言っているように感じます。
こうして、一人反省会をしている自分を止めずに認めるようにしました。
また、私の場合、寝るのも大きな効果があります。
昔から辛いことやストレスがかかると、異常な眠気に襲われたりしていました。
これも「眠たいんだな」ではなく
《ああ、なんか色々あってストレスを感じたから眠気がきたんだね》
と、思ってから寝るようにしています。
家族に伝える
疲れを自覚して認めた上で、私の場合は家族(夫)に伝えます。
「今日人と会う約束しているから、多分めっちゃ疲れると思う。
その後、家事が思うようにできなかったらごめんね」と素直に伝えます。
最初、夫は「楽しくて行ってるはずなのに疲れるなんて意味分からない」と言ってましたが、
今は、理解してくれます。(感謝)
人に自分の出来ないことや、弱さを見せるのは、怖いことでもあります。
《そんなこともできないの?》と、思われてしまうんじゃないかと思うと不安です。
なので、私も言えるのは夫だけです。夫ですらギリギリのライン。
ああ、多分HSS型HSPの人は、こうやって自分で自分を追い詰めて
更に疲れてしまうんだろうなと、冷静に感じるようになりました。
これでだいぶ落ちる日を対処できるようになった(気がする)
これらの対応をすることで、10代、20代よりもだいぶ生きやすくなったと思います。
「生きやすくなった」というのは「落ちて、這い上がれなくて、もがいている時間が少なくなった」
と、いう意味です。
落ちる時は落ちるし、「ああ、なんて自分はダメなんだ」と思う日もありますが、
なんとか這い上がって、次の日は動けるようになりました。
これは自分にとっては大きな進歩です。
人と違って疲れやすくて、色々気になることがあって、みんなと同じように出来ない自分が
悔しいし、悲しいし、それを伝える相手もいないですが、
こうやって少しずつ、自分のやり方で自分の生きやすい人生を歩めたらと今は思います。
今回、このブログを書きながら、HSS型HSPのみんなが、少しでも生きやすくなったらなと
思いました。
そのきっかけとなった、時田ひさ子さんの本、ぜひぜひ読んでほしいです。
(勝手に宣伝しているだけです)
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