動揺しても落ち着くスキルがある

 最近、図書館で勉強をした。

するとめちゃくちゃ集中できてすごく良い時間を過ごせたと充実感でいっぱい。

《なんだ私、外でも勉強できるやん》と思えた、そんなことを書いた話。

《集中できる場》が世の中に存在しないと思っていた

 昔から《外で勉強》がとても苦手だった。

みんななんで外で勉強できるんだろうと不思議だった。

だって、気になることがいっぱいあるよ。

周りの歩いている人の足音、空調の風の向き、飲み物がノートについてしまわないかの心配、

テーブルの小ささ、周りの人の声、なんて他にも色々ある。

更に、知らない人とふと目が合ってしまった時に生じてしまう感情の揺れ

《え??なんで目が合ったの??私なんか変だったのかな》なんて、

繊細センサーは働いてしまう上、自意識過剰なため、なかなか目の前のノートや教科書に

視線と意識が戻らなかった。

 《私は外では無理だ》と気がついてからは自宅でやるが、これもまた難しい。

自分の部屋にこもってしまえば、人の目がないからか盛大にだらけてしまう。

かといってリビングで勉強しても、母と話したい今日の出来事や、ご飯の香りで

全く集中できない。

そんなんだから、勉強もできない人間になってしまった。

 すごい人のせい、周りのせいにしている面もあるけれども、自分でも分かっている。

集中力がなくて、自意識過剰である私が全ての原因であることをよく分かっている。

昔はこんな自分のことが嫌いだったし、

《人ができることが私にはできない》とずっと思っていた。

HSPの概念を知る

 30代に入りHSPを知り、自分の集中力がそがれる原因が《センサーが反応しすぎる》

からだと知った。

 多分、自意識過剰な面はそのままだけれども、《人より感じやすい》という面は

ある程度、納得ができた。

 じゃあどうするか。

結果私は、「外に出ると刺激が多いから、仕方なく家にいよう」という結論になった。

だがどうしてもやりたい願望

だがしかし、自分の中でくすぶっている思い。

《私も外で勉強したい》

だって、みんなやってるやん。カッコイイやん。あれできたらどこでも勉強できるやん。

そこで考えて考えてたどり着いたのが図書館での勉強。

事前に「自習スペースがあるところ」を調べ(「ここで勉強しないでください」と言われてしまうと

自分が動揺するのが分かっているから念入りに確認)

図書館に向かい、説明を受け、いざ席に着く。

周りも勉強している方がちらほら。

一人一人区切られた勉強机、荷物を置くスペース、適度な空調、明るい照明、

当然、図書館だから静か。

最初はドキドキしたが(初めてのことはドキドキしちゃう)慣れてくると

途端に集中できた。

次に時計を見た時はもう1時間近く経っていた。

《わあ!私、外でも勉強できたー》とめちゃくちゃ嬉しい。今日一日多分ハッピーだ♪

なんて思っていたら、近くで大きなクシャミの声。

ビックリして身体が動いた。

そして、めちゃめちゃ動揺する自分。(笑)

だがしかし、今は昔とは少し違う。

ここでも、いつものように自分に伝える。

《今、大きい声だったからビックリしたね》

《本当は「こんなところで大きな声でクシャミするなよ」って思っているよね私》

すると、動揺も落ち着く。

そっか。今の私は、繊細センサーが働くし、自意識過剰な面は変わらないけれども、

何か動揺したときには、落ち着かせるスキルも身についたのね。

じゃあ、カフェでも勉強できるかもしれないんじゃない??

そんなちょぴっとの自信もついた。(図書館が気に入ったのでしばらくはいかないけれども)

そんなことを感じられた時間だった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました