過去の自意識過剰な私

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 今日、夫に「ナットゥーは食いしん坊だもんね」と笑顔で言われた。

夫の言っていることは、裏なんて何もなく、本当に思ったことをただ言っただけなので、

私は全く気にしない。でも突然、ふと、昔の私を思い出した。

 私は昔から肥満体型で、人からからかわれることが多かった。

からかわれることが人より多かった私は、いつもそのからかいを笑いに変えてきた。

からかいを笑いに変えることで、自分の傷ついた気持ちを抑え込むことができたし、

周りを変な空気にすることもなかった。

それはそれで良い経験だと今は思える。

 ただ、「からかわれる」ということに人一倍敏感になっていたし、恐れていた。

だから「太っている人」と思われる言動を色々避けていた。

好きな食べ物を言うこと、おかわりをすること、体重を言うこと、みんなと同じ衣装を着ること、

腕や足が出る服を着ること、食べ放題に行くこと、友達と服を買いに行くこと、など

全てが怖くてできなかった。

避けられる場面は全て避けてきたし、避けられなかった場面は・・・

どうしてただろう??笑

とにかく避けまくっていた。

そんな行動をする自分をなんとなく感じ取っていて、それもまた恥ずかしかった。

いつのまにか、自分のことを「自意識過剰な女だな~」と思うようになった。笑

それくらい、自意識過剰エピソードは色々あるな~。笑

これ、HSS型HSPの特性とかじゃないのかな??笑

「誰もあなたのこと、そんな見ていない」

「自分が好きなように生きたらいいんだよ」と言われても、私にはできなかった。

どんな風に説得してくれても、私の「自意識過剰」な面は削がれなかった。

 それが少しずつ、25歳を過ぎたあたりから、仕事に少し自信が持てるようになり、

尊敬する上司、先輩、同僚に恵まれ「今のあなたでいいんだよ」というメッセージを

たくさんもらって、「こんな私でも受け止めてくれる人が世の中にいるんだ」と

気づき初めて、それからほんのちょっとずつ、「自意識過剰ナットゥー」が

削られていった。そして、今の夫に出会った。

今の夫には、好きなものは好きと言えるし、ご飯をおかわりすることもできるし、

食べ放題で夫よりもたくさん食べられるようになったし、服を買いに行っても

「私はLサイズかXLしか着られないの!!」と言えるようになった。

そんな私を、夫は「食いしん坊」だの「たくましい足」と言ってくるけど、

そんな言葉で傷つかなくなったし、私という人間を受け止めてくれていることを感じる。

自意識過剰な時の私と比べて、断然生きやすくなった。

今でも、自意識過剰な私は出てくるけど、少なくとも見た目をからかわれた時の

傷ついた私は少なくなった。

過去の私、からかわれても必死に頑張ったな~~

そして、それ以上傷が広がらないように一生懸命、予防線張ってたな~

そして、今は夫の言葉にも悲しい、恥ずかしいじゃなくて幸せを感じられるようになったな~

なんて、夫の言葉で気がついた日。

 

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