私は現在、二人の子どもがいます。
子育ては、自分が想像している以上に大変でした。
でも、私はどちらかというと子育ては楽しくやれている方だと思います。
色々、理由があると思いますが、その一つが
私は《手を抜くのがとても上手》だからだと思います。
(手抜きであって、決して要領が良い訳ではない)
家族にとって大切なことを共有する
子育てについて、夫とは、
「家族みんなが心に余裕を持った状態」
が、幸せであり、我が家が目指すところだという、共通認識があります。
(あくまで我が家の場合)
そのため、《自分がどのように動いたら良いか》を毎日考えながら動きます。
頑張るところは頑張るけれども、(これ以上頑張ったら心に余裕は持てない)と判断したら
すぐに手を抜く方法を考えていきます。
しかし、それができるのは、あくまでも《どんだけ手抜きをしても怒らない夫》
が、いるからだと思います。
そんな夫がいるから、私は安心して自分の動き方を見極めて動けるのだと思います。
逆にそんな夫ではなかったら、私はいつまでも子育てに苦しんでいたと思います。
自分にとって安心できる環境と安心できない環境
このような経験は、今までの人生でもありました。
20代の時、私は障害者の方を支援する福祉施設で勤務していました。
その法人では、高い理念を掲げ、その理念の元、スタッフ一丸となって働いていました。
そこにいた上司や先輩は、高圧的な人はほとんどおらず、若いスタッフの動きをいつも見守って
応援し、育ててくれました。私にとって、そこは「安心できる場所」でした。
そのため私は、法人の掲げている理念のために自分は何をすべきかを理解し、
上手く動けていたと思います。
その結果、上司、先輩は私の事を評価してくれ、更に私も頑張れるという良い循環が
回っていたと思います。
一方で、苦手な先輩や上司がいる職場では、私は萎縮してしまい、全く上手く働けませんでした。
その組織が掲げている理念はあるけれども、私は毎日「苦手な上司、先輩に怒られないように」
することが一番大事だったので、理念なんて考えている余裕はありませんでした。
そんな私の思いが伝わってしまうのか、うまく動けない私は、怒られる回数も増えていったり、
「そのおどおどした感じ、何?」と、(一生懸命やっているが)態度で怒られてしまったり・・・
常に人の顔色、機嫌が気になってしまい、「社会人として働く」より「自分を守るために動く」
ということをしていたと思います。
環境によって思考、行動が変わってしまう
なぜこんなにも自分の動きが変わってしまうのか。私は働くことが向いていないんだろうなと
ずっと思っていました。
環境が変わるだけでこんなにも自分の思考が変わり、行動が変わってしまう。
自分にとって不安な環境に行くと、
集中しなければいけない事に上手く集中できず、常に自分視点で考えてしまう。
結果、大切なものを見落とした状態で動いてしまい、周りからも良く思われず、
負のループに突入してしまう。
全ては、私自身の中にある「不安」から全て変わってしまうんだろうなと
今は感じています。
その不安を上手く対処できれば(他の上司に相談する、同僚に愚痴を吐くなど)
変わっていたかもしれませんが、そんなこともできませんでした。なぜなら
《そんなこと言ってはいけないし、言ったら(あいつは根性がない)と思われてしまう》
と思っていました。
結果、ずっと一人で悩んでいました。
でも、世の中「安心できる場所」なんて簡単に見つからないと思います。
そんな世の中で生きていくには、自分自身が《不安》を見つけて《その不安を対処する》
必要があるのかなと思っています。
その不安との付き合い方はこれから学んでいく予定です。
長い長い道のり、これからこの不安と上手く付き合えたらと思います。
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