5月上旬はとてもイライラしていた。
自分でも分かっている。
仕事の疲れが出てきている。
そして、仕事と家事育児の両立が厳しくなってきている。
それが自分ではなんとなく分かっているけど、どうしても「認めたくない」
という感情が沸いているような気がする。
そんな心の葛藤もあるから余計疲れている。
私は、とても理想が高い。
「仕事と家事育児を両立できる人間でありたい」し、「専業主婦時代と変わらない
家事育児量をこなしたい」と思っている。
でも本当は、「仕事が終わると体力面も精神面もヘトヘト」で「専業主婦時代と
変わらない家事育児量はこなせない」人間であることに気づき始めた。
でもそんなことは自分の中の自分は認めたくない。
だって「たかがパートでヘトヘトになっている」なんてあり得ないし
「体力も気力も人より少なくて、なおかつ要領が悪い自分」なんて認めたくない。
だからなんとか頑張っている。でも、そこに身体と心が追いつかなくて
イライラし始めている。
「自分がイライラし始めている」と気づいてから、ふと昔のことを思い出した。
長男が産まれて数ヶ月経った頃。
その頃も、とてもイライラしていた。
その時は、慢性的な睡眠不足やホルモンバランスの崩れも相まって、毎日イライラしていた。
その時に、一番辛かったことが「他のママのように、自分がうまく子育てができない」
と感じることだった。
一歩外に出れば、明るくて身だしなみもちゃんとしているママがいたり、
SNSを開けば料理、知育、お出かけなどに力を入れているママをたくさん
見ることができた。
その度に「なんで自分はみんなのようにできないんだろう」と自分を責めることが
多くなった。
でもあるとき、「自分は自分なりに頑張っているんだ」と思える出来事があり
そこから人と比較することが少なくなり、自分なりに子育てを前向きに
捉えられるようになった。
そして、うまく「手を抜く」こともできるようになった。
うまく「手を抜く」のは、《自分は自分なりに頑張っているんだ》と認めてあげて
《今の私ができることはこれくらいなんだ》と良い意味で認めてあげて、
《じゃあしんどい部分はうまく手を抜こう》と前向きに捉えられないとできない。
その過程を、育児では経験し今では立派に「うまく手を抜く」をやってきた。
そんなことを思い出して、今の私の状態に目を向けて向き合うことが出来た。
そうだ。私は今、頑張っている。
人より、体力も気力もないけど、自分なりに頑張っている。
頑張っていない時もあるけど、自分なりにはやっている。
そして、今の私には専業主婦時代の時のような家事育児は難しい。
やろうと思えばできるかもしれないが、それよりももう少し手を抜いて、
イライラせずに毎日を過ごすことのほうが大事なんじゃないか。
そう素直に感じられるようになった。
これを世間では「諦め」と言われているものだと思うけど、
それでもいい。
諦めよう!!
今は無理だ!!
夫とも相談して、今はとりあえず料理をうまく手を抜くことに。
早速、簡単に料理が作れるアイテムをいくつか購入。
罪悪感も少しあるような気がするけど、でも以前より、抵抗感は少ない。
自分や家族の幸せのために、諦めることも大事。
そんなことを考えながら買い物した土曜日。
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