不安が勝っちゃう

 年明け頃から、本格的に就職活動を始めた。

4月頃に働くことが出来たらいいなと思いながらの就職活動。

私自身、長男の出産を機に仕事を辞めたので、働くのは約6年ぶり。

ドキドキ、ワクワク、不安少し。

私にとって、仕事探しからもう大変だった。

「仕事探し」をしている段階から、すでに「不安」「怖い」という感情が湧き出てしまい、

「ポンコツな自分」を想像してしまう。

「私って働けるのかな・・・」そう思いながらの就職活動。

その上、「自分はどんな仕事をしたらいいのか」が全く分からなかった。

自分が何ができるのかも分からないし、やりたい仕事も分からない。

働き方も分からない。

悩んで悩んで、夫にも相談しながら少しずつ見えてきた自分の中の条件。

それらを元に就職活動をすると、案外するすると進んでいき、

3月上旬には無事、内定を頂けた。

働くのは4月。

それまでの間、ドキドキとワクワク(ワクワク多め)の気持ちを持ち続けられたら

素敵だと思うけど、私には全く出来なかった。

「私ってちゃんと働けるかな・・・」(ちゃんとって何??て感じだけど)

「社会人マナーできるかな・・・」(自分はやらかしてしまうのではと思っている)

「失礼なことしてしまったらどうしよう・・・」(過去の思い出から、今も同じ失敗をすると予想)

「めちゃめちゃ怖い人がいたらどうしよう。すぐ辞めたいとか思うだろうな・・・」

(こればっかりは今考えても全く意味ないし分からないことだけど考えている)

「変なヤツと思われたらどうしよう・・・」

(基本、周りの目を気にして生きているので、変なヤツと思われていることは少ないと

思うけれども、それでも思われてしまうかもしれないリスクを考える)

なんて、「未来について、ネガティブに想像して不安になる」という、

いつもの思考パターンに陥ってしまった。

夫からも「こうなること予想してたけどさ、一言言わせて。働いてから考えたら良い」

という、ほんとこの世の中を生きていく上で、至極全うな意見を言われてしまう。

分かってるさ!そんなこと!!

と、心の中で夫に言い返す。

しかし、自分の中の自分にはちゃんと肯定する。

一個一個言葉にして、「不安だね」「心配になってきてるね」

「今考えても仕方ないのにって分かっているけど、考えちゃうんだよね」

そうやって、自分だけは味方になって不安を一緒に感じることにする。

私は小心者だし、世の中のほとんどの人がやれていることに不安を感じてしまう人間だけど、

これが私。

こうしていくと、少しは不安が軽減された気もする。

そして、出てきた思い「働いてみてから考えたら良い」という、夫から言われたことと

同じ言葉が自分の中から出てきた。

この感覚。

自分の感情にちゃんと素直になる。

すると、ぽん、と、どこにも力が入っていない、自分の言葉が出てくる。

自分が心から納得できる言葉として出てくる。

夫から言われた言葉と同じ言葉だけど、この過程を経てやっと出てきた言葉。

とりあえず、その言葉通りしてみようと(それでもやっぱり時々不安になるけど)

思えた3月。

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