容姿を褒められた時に考えること

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 以前、美容院で美容師さんとお話した時、美容師さんから

「ナットゥーさんてお肌綺麗ですね!」と言われた。

昔からお肌に関して、悩みもそれなりに多かったこともあり、普段からスキンケアを

頑張っている。なので、美容師さんのお言葉はとても嬉しかった。

「そうですか~」なんて余裕かましてお返事をすると、

「うちのグループ会社でエステ事業展開してて、そこがめちゃオススメで~~~」と、

エステの勧誘が始まった。

その瞬間《あっ私、エステの勧誘のために褒められただけなのに、本気にしちゃって

嬉しくて舞い上がっちゃって、恥ずかしい!!》と、心の中で思った。

 

 昔から肥満児だったこともあり、容姿のことに関しては、褒められることが人より

少なかった。だから余計、

《容姿を褒められると嬉しい!!》という気持ちが大いにある。

むしろ、誰よりもそんな気持ちがある。

しかし一方で、

《相手は会話の流れで言っただけで、本心で言っている訳ではない》

《本気で褒められたわけではないのに、嬉しくなって舞い上がっている自分は恥ずかしい》

《恥ずかしい思いするかも知れないから、簡単に信用してはいけない》

という気持ちも同時に持っている。

だから、人の言葉を簡単に信用しない。(特に容姿に関しては)

自分が傷つかないように、自分が作ったルールみたいなもの。

相変わらずめんどくさい思考を持ってる私。

今回は、めちゃ久しぶりに褒められちゃったことで、そのことを忘れていた私。

そのため、見事に「褒められる」→「嬉しくなって舞い上がる」→

「営業トークだったと知る」→「舞い上がった自分が恥ずかしい!」という

色々な感情を感じて一人撃沈。

美容院に行って、めんどくさい自分に出会い少しショックを受けて帰った。

でもでもでも仕方ない。

「容姿を褒められて、一人舞い上がっちゃう気持ち」があるのも私。そして、

「その言葉が社交辞令や営業トークだと、ショックを受けちゃう自分》も私。

そう思うことにした。

 数ヶ月後、また同じ美容院に行く。

またしてもお肌を褒められた。

《本心は嬉しいけどな~~》《でもこれ、多分営業トークやな~~》と早々に気がつく。

今回も余裕かまして《毎日スキンケア頑張ってるんです》なんて言っちゃう。

案の定、エステの勧誘が始まった。

 《やっぱりな》という気持ちと《今回は恥ずかしい思いしなかったぜ~~》

と余裕が出てきて、大きな感情の波にもまれずに済んだ。

ああ、良かった。

単に身構えるんじゃなくて、「褒められて嬉しい私」「社交辞令にショックを受ける私」

を素直に認めることで、今回の波は乗り切った!!

(対してすごいことしてる訳ではないけど)

前回とは違って、無事に美容院を楽しめた、ある一日。

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